パンダのため息

老舗文芸出版社「パンダ舎」(仮名)で働いている「鞠小路まり」どすぇ。  出版ギョーカイ驚愕そして騒然の内幕暴露! もたまにあるかもよん。 でも、キホン的には読んでもためにならないよ〜んだ。


(その1から読む)

本の物流というと、誰もが思うのが、
「注文した本が届くのになぜあんなに時間がかかるんだ!」
ってことでしょう。
本の物流は簡単に書くと、
「作家 → 出版社 → 取次 → 書店 → 読者」
となっています。
難しく書こうとしたら、ここに印刷会社とか製本所とか入れないといけないのですが、省きます。
気になる方は、「出版社」の中にこのふたつがあるものと思ってください。
このうち
「モノがなくて時間がかかる」
というのは、完全に出版社の事情によるもので、
これは以前に「どのように重版を決めるか」という項で説明しました。
「モノがあるのに時間がかかる」
というケースで、出版社に原因があるのは、
「保留と調整」という項をお読みくださればだいたいおわかりになるかと思います。
で、この2つのパターンは基本的に「今売れている本が遅い!」ということで、
読者からは同じような現象に見えると思います。
でも、
「今さほど売れているとも思えない本なのに、やたら取り寄せに時間がかかる」
そんな経験をされた方も多いでしょう。
もしもし亀さん、どうしてそんなにのろいのか?
(つづく)