パンダのため息

老舗文芸出版社「パンダ舎」(仮名)で働いている「鞠小路まり」どすぇ。  出版ギョーカイ驚愕そして騒然の内幕暴露! もたまにあるかもよん。 でも、キホン的には読んでもためにならないよ〜んだ。


(その1から読む)

基本的に、サイン会では誰も儲からない。
一回のサイン会で売れる本はせいぜい100冊。
いまちょっと困ったことで有名になってしまった某作家さんは、
読者層が熱狂的であることと作家さん自体がサービス心旺盛な方なので、
ひとりのお客さんに数分掛けてお話し、
サイン会は朝から晩まで掛かるのがザラなんだとか。すごい……
それはさておき、
有料イベントでないかぎり、書店さんには売れた分しか実入りが無いので、
たとえ用意していた本が完売したとしても、
準備に掛かったあれこれの諸経費や当日の人件費、場所代を考えると、
書店さんにとっては赤字かせいぜいトントンではないでしょうか。
出版社にとっても、収支上はアカであることは議論の余地がありません。
準備に掛かったエトセトラ、
当日の作家&編集者&営業マンの出張経費、
その夜の納会のお会計……。
そもそもサイン会なんてしなくてもその本は売れたわけですから。
仮にその場で衝動買いしてくれた人が何人かいてくれたとしても……無理です。アカです。
作家にとっては……謝礼くらい出ることもあるんでしょうかね? (^_^;)
(つづく)

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