パンダのため息

老舗文芸出版社「パンダ舎」(仮名)で働いている「鞠小路まり」どすぇ。  出版ギョーカイ驚愕そして騒然の内幕暴露! もたまにあるかもよん。 でも、キホン的には読んでもためにならないよ〜んだ。


前回の続きです。
巻末広告の選び方なんですが……
 (A)その本の著者の既刊本
 (B)解説者が著した本
 (C)文中に登場した作品や人物に関する本
 (D)その本と同じジャンルの既刊本
 (E)その本を買う人が興味を持ちそうな本
という順番で選んでいくんですが、
それでもなかなか埋まらないことが多くて、そうなると最後は、
 (F)自分が編集した既刊本
を入れちゃいます。(^_^;)
電車内で本を読み終えてしまい、半端な時間が残っていたとしたら、
巻末広告を観察してみてください。
「何でこんな本が?」
というのがあったら、それはきっと(F)です。(^_^;)

本の最後の頁に、
その出版社が出している本の広告が掲載されています。
余った頁なんで、
白じゃもったいないからということで乗せているんですけどね。
単行本はせいぜい1〜3頁くらいですが、
文庫は16頁単位で総頁数が決まるので、
多いと15頁が広告スペースということがある。
なるべくそうならないように編集者はがんばっていますが、
解説の原稿が予想以上に長かったり短かったりすると、
どうしてもはみだしちゃったりするのよ、これが。
で、この広告の選び方なんですが……
(つづく)

そんな具合で、今まであたしは、
「大人が読める児童文学は文庫にして売れる」
と思っていた。けれども実はそうじゃなくて、
「大人が読める児童文学はどんなパッケージでも売れる」
っていうか、もしかして、
「児童文学は大人が読めないと売れない」
ってことではないだろうか、と思った。
わざわざ子供に迎合しなくても、
大人が読んで良いと感じたものには、
子供は勝手についてきてくれるのではないだろうか。
そりゃ、難しい単語や漢字には限界があるでしょうけどね。
もっとも、これは、
児童文学を語るだけの経験も知識もないあたしの思いつき
(それも、小島よしおにインスパイアされたという(^_^;)
なんだけど、ね。